先日、下町をよく歩く友人から曙ハウスがなくなった話を聞いた。大正時代に立てられたアパート。日ごろはスウハ曙だとばかり思っていたが、右から読むんだった。でも新しく立て直されてしまうと、今からでも、写真で下町の良さをもっと
優先的に残しておきたい気持ちになった。
何十年も前から、こうした気持ちをペンで残しているのが地元の画家杉山八郎氏だ。氏の描いた木造家のぬくもりがたまらない。
下町の道には植木が玄関先にあって、自転車が無造作においてある。
手漕ぎのポンプをよく探しながら散歩している。民家の玄関先で見つけた。
創業明治28年とかかれた染物屋さん。この近くに藍染川が流れていたという。
洋風の建物で心を引かれる。そのくせ下町にとけこんでいる民家。